山本ひろ子研究室 活動記録 | office_hiroko

office_hiroko

 和光大学A棟816号室を根城にさまざまな活動を展開する山本ひろ子研究室。学内のはみ出し者、山伏、学外から勉強しにきた外人と様々な人種で構成され、いまや一種のアジール(聖域)と化している。毎週一回のゼミの後、夜会と称して山本先生を囲んだ懇談会を開催しており、そこに連れ込まれていつの間にか一員となった者も数多い。ゼミとは別に、有志による勉強会も随時開いている。また学外の学びの場である成城寺小屋講座にも主体的にゼミのメンバーは関わっている。長野県蓼科の山荘や、高知県物部町の「和光大学ものべ荘」、そして鶴川の「岡上ハウス」などの拠点を持ち、日々勉強に邁進する。本HPはそんな山本研の活動の一端を発信すべく2011年5月にリニューアルした。

山本ひろ子研究室 活動記録

10年活動記録.jpg
近年の研究室活動の軌跡を一挙に追うことができるページです。

 2010年度は、4月に宮嶋隆輔が二年次でゼミ長に就任。毎週のゼミで折口信夫の原典購読や各自の発表を行いつつ、日光の強飯式、諏訪大社・御柱祭、赤岡/物部、後期諏訪、出雲、花祭り、椎葉神楽と、実に7回ものフィールドワークを行なった。そのほか山本ひろ子先生の沖縄県立芸術大学での集中講義に同行したり、毛越寺・延年の見学を行なった。ゼミ生のうち数人は山本ひろ子先生の講座「成城寺小屋講座」に毎回出席、山本ひろ子先生をはじめ第一線の研究者たちの報告を聴講した。また長野県蓼科でのゼミ合宿を三度企画し、「寺小屋」に参加する研究者も交えて発表を行なった。2011年3月に発刊された『学生研究助成金論文集18』にはそれぞれが一年間取り組み執筆した論文、宮嶋の「打っかけ引っかけ行くほどに――花祭りの翁語り考」と高橋の「研究ノート=狩猟儀礼と「山の神」たち」が掲載された。

2010年度 <前期>

4月2日
日光山輪王寺 強飯式見学会 
成城寺小屋講座主催

4月13日
前期第一回ゼミ 「今後の政策と指針」
ゼミ長・宮嶋隆輔 マニュフェスト提出

4月17日
寺小屋講座・土曜会 『異神』読書会

4月20日
第二回ゼミ 読書会「囚われの聖童たち」

4月27日
第三回ゼミ 「囚われの聖童たち」分担発表
節ごとに区切り、ゼミ生の個別発表

5月3日〜5月6日
諏訪FW(宗教思想論1)
長野県・諏訪大社 御柱祭見学会(3・4)
蓼科合宿(5・6)
田中基先生報告・縄文とミシャクジ
山本ひろ子先生報告・黒いスサノオ
本田晶子報告・羽黒山

5月11日
第四回ゼミ 「囚われの聖童たち」報告
本田晶子報告・伊勢の子良
坂本大三郎報告・即位灌頂について


5月18日
諏訪FW 授業・報告会
第五回ゼミ 諏訪FW総括会 

5月22日
寺小屋講座・土曜会 田口ランディ氏(作家)・田中基氏(縄文図像研究)対談

5月25日
第六回ゼミ 山伏・成瀬正憲氏来る
成瀬正憲氏報告・はじまりの山伏
本田晶子報告「身変り」の思想と内実〜羽黒山詣での事例を参考に
坂本大三郎報告「サンタクロースとまれびと」

6月1日
第七回ゼミ 物部FWミーティング

6月8日
コンサート
薩摩琵琶と尺八の交響‐現代に甦る門付け芸能‐
後藤幸浩氏(薩摩琵琶)・小濱明人氏(尺八)
司会・山本ひろ子先生
スタッフ・和光大学事務 ゼミ生 その他

第八回ゼミ 読書会 柳宗悦『民藝四十年』

6月12日
日本民芸館 見学会
柳宗悦関連

6月15日
第九回ゼミ 柳宗悦『民藝四十年』報告
本田晶子報告「ノート 柳宗悦をめぐって考えたこの一週間の報告」
坂本大三郎報告「日本の目」
高橋知将報告「民芸学と民俗学」
日野原明久報告「琉球の墓から見る琉球人の死生観」

6月19日
寺小屋講座・土曜会 日本民藝協会同人の沖縄調査旅行‐昭和13年から15年にかけて
久貝典子氏(近代沖縄の美術工芸調査研究)

6月22日
第十回ゼミ 折口信夫『水の女』原点購読 
分担発表(本田・宮嶋・高橋)

6月29日
第十一回ゼミ 折口信夫『大嘗祭の本義』原点購読 
分担発表(宮嶋・渡辺・高橋)

7月6日
第十二回ゼミ 折口信夫『大嘗祭の本義』原点購読 
分担発表(本田・坂本・渡辺・宮嶋・高橋)

7月13日
第十三回ゼミ 寺田寅彦 『寺田寅彦全集』勉強会 報告
高橋知将報告「化物の進化」

7月16日〜20日
高知県 赤岡・物部FW
17日・高知県立歴史民俗博物館 見学
赤岡 絵金祭 見学
18日・いざなぎ流体験実習
山本ひろ子先生講義「いざなぎ流の魅力と特色」
19日・グリーンツーリズム
20日・寺田寅彦記念室 見学

7月27日
ゼミ補講 高知FW 総括会

7月27日〜30日
前期集中講義
7月31日〜9月17日
夏期休業 自主勉強会

8月8日
寺小屋講座・土曜会
『島の想像力−神話・民俗・社会』出版記念合評会
浅見克彦先生、山本ひろ子先生、小山和行先生(沖縄研究)

9月3日〜7日
長野県 蓼科合宿

9月16日〜21日
沖縄県立芸術大学 集中講義



2010年度 <後期>

9月28日
後期第一回ゼミ 沖縄報告
日野原明久報告・「九高島年中行事 八月マッティ」

10月5日
第二回ゼミ 山本ひろ子先生講義「上社・御射山神事」

10月9日〜13日
後期諏訪FW・蓼科合宿
9日〜11日 田中氏、石埜氏、原氏の案内によるFW
11日〜13日 蓼科合宿
山本ひろ子先生報告「出雲の摩多羅神紀行」
助成金報告

10月19日
第三回ゼミ 来る出雲FWへむけて 其の一
出雲勉強会 山本ひろ子先生講義「わが出雲」

10月23日
寺小屋講座・土曜会 私の出雲〜詩人・入沢康夫氏をお招きして
10月26日
第四回ゼミ 来る出雲FWへむけて 其の二
摩多羅神勉強会

10月29日〜11月3日
出雲FW ディープな出雲と摩多羅神を訪ねる旅
山本ひろ子先生講座「出雲の摩多羅神」
シンポジウム「神々の姿の変遷を考える」

11月9日
第五回ゼミ 出雲FWを終えて
摩多羅神勉強会  「出雲の摩多羅神紀行」

11月16日
第六回ゼミ 助成金論文報告
宮嶋隆輔報告「花祭の翁」
高橋知将報告「狩猟文化と儀礼」

11月22日〜24日
愛知県・月地区  花祭FW

11月30日
第七回ゼミ 助成金論文・卒業論文報告会
宮嶋隆輔報告「翁の発生を読む」
加賀美貴久報告「諏訪の神探し」

12月7日
第八回ゼミ 助成金論文 プレ報告会
宮嶋隆輔報告「花祭の翁」
高橋知将報告「山の独創的な思想と世界観」

12月8日
学生研究助成金論文 中間報告会
山本ひろ子ゼミ代表
宮嶋隆輔「花祭りの儀礼と翁の詞章の研究」
高橋知将「山の独創的な思想と世界観」

12月8日〜10日
出雲FW 乾武俊先生 仮面の調査に同行
山本ひろ子先生講演「摩多羅神」「毛越寺」

12月11日〜13日
宮崎県 椎葉神楽FW

12月14日
第九回ゼミ 椎葉FWを終えて
高橋知将報告・「銀鏡神楽の猪奉納と鎮魂儀礼(永松敦)」

12月21日
第十回ゼミ ゼミ忘年会

1月3日〜6日
長野県 蓼科合宿
山本ひろ子先生講義「ミシャクジ・オシラ様」「毛越寺・摩多羅神」
本田晶子報告・「羽黒山・松例祭」
助成金論文 相談会

1月9日
寺小屋講座・土曜会、新年会
毛越寺・延年見学 予習会

1月11日
第十一回ゼミ 菅江真澄「すわのうみ」 購読会
活動報告「来年度に向けて」

2月8日
第一回自主ゼミ
『水の女』第一章から第六章購読 発表者:宮嶋、本田 
『無縁・公・楽』、「まえがき」、第1章「エンガチョ」、第2章「江戸の縁切寺」、第3章「若狭の駆込寺——万徳寺の寺法」購読 発表者:矢田、渡辺
参加者(宮嶋、本田、矢田、得田、渡辺)

2月18日
第二回自主ゼミ
『貴種誕生と産湯の信仰と』レジュメ:得田
『水の女』 第七章から第十一章 発表者:宮嶋、本田
参加者(宮嶋、本田、矢田、得田、中田)

2月19日
第三回自主ゼミ
『無縁・公界・楽』 第七章「公界所と公界者」、第八章「自治都市」、第九章「一揆と惣」 レジュメ:矢田
参加者(宮嶋、矢田、得田)

2月22日
第四回自主ゼミ
『水の女』 第十二章「たなばたつめ」第十三章「筬をもつ女」第十四章「たなといふ語」第十五章「夏の祭り」レジュメ:矢田
『無縁・公界・楽』第四章「周防の無縁所」第五章「京の無縁所」第六章「無縁所と氏寺」レジュメ:渡辺
土曜会予習会
『変成譜』第2章 大神楽「浄土入り」——奥三河の霜月神楽をめぐって
レジュメ:宮嶋
参加者(宮嶋、本田、矢田、得田、中田、渡辺)

2月25日
第五回自主ゼミ
『変成譜』第2章 大神楽「浄土入り」
2浄土入りの装置 担当:中田
3浄土への旅立ち 担当:得田
4浄土での行ない 担当:渡辺
参加者(宮嶋、本田、矢田、得田、中田、渡辺)

2月26日
成城寺小屋講座土曜会
山本先生ご報告「大いなる部屋」

3月4日
第六回自主ゼミ
『変成譜』第1章1節「葬送としての熊野詣」
[1]「熊野参詣品」にみる道中作法 担当:宮嶋
[2]熊野の呪詞 担当:鈴木
[3]九品の順義と逆義 担当:矢田
・『無縁・公界・楽』
第十章「十楽の津と楽市楽座」、第十一章「無縁・公界・楽」、第十二章「山林」担当:宮嶋
第十三章「市と宿」担当:得田
参加者(宮嶋、本田、矢田、得田、高橋、鈴木)

3月19日
寺小屋講座・土曜会復習会、補講
『学生研究助成金論文集18』発刊。宮嶋「打っかけ引っかけ行くほどに――花祭りの翁語り考」、高橋「研究ノート=狩猟儀礼と「山の神」たち」が掲載される。
参加者(山本先生、宮嶋、本田、矢田、高橋、得田、渡辺)

3月21日
第七回自主ゼミ
『無縁・公界・楽』第十四章「墓所と禅律僧・時宗」、第十五章「関渡津泊、橋と勧進上人」 担当:得田
第十六章「倉庫、金融と聖」、第十七章「遍歴する「職人」」、第十八章「女性の無縁性」 担当:中田
『変成譜』第一章2節「聖地と救済の構造」 担当:矢田、得田、宮嶋
参加者(山本先生、宮嶋、本田、矢田、高橋、得田、鈴木、中田、渡辺)

山本ひろ子研究室のフィールドワークについては、FW報告集を御覧下さい。


Comments
YOUR COMMENTS:
    

COLUMN
これまでの記事

山本ひろ子先生のプロフィール 山本ひろ子
日本宗教思想史専攻。70年代に生まれた「寺小屋教室」にて、原典購読を中心とした活動を続ける。
山本ひろ子研究室とは? 山本ひろ子
和光大学A棟816号室を根城にさまざまな活動を展開する山本ひろ子研究室。
先生の著作紹介 山本ひろ子
山本ひろ子先生の著作をご紹介します。

new entries

archives

categories



Copyright (c) 2000-2011 Hiroko Yamamoto All Rights Reserved.